会長挨拶
第33回日本眼瞼義眼床手術学会 ご案内と準備状況
この度、第33回日本眼瞼義眼床手術学会の会長を拝命いただき、本学会役員ならびに会員の皆様に感謝申し上げます。本学会を主宰させて頂くことは大変光栄であるとともに、その責任の重大さを改めて痛感しております。
本学会は、学会名にある眼瞼や義眼床のみならず、目を含む眼窩領域について、様々な科、職種の方が議論できる素晴らしい学会であると思います。私も形成外科医となった平成7年から本学会に参加することを恒としており、本学会で繰り広げられる眼周囲疾患に対する、厳しいご意見、温かいアドバイス、時にはユーモア、どれをとっても本学会でしか味わえない貴重なものとなっております。「目は口ほどにものを言う」など、目についての表現は沢山あります。それは突き詰めれば「目力」という言葉に集約されるように思います。私は「目力-めぢから-」が宿る眼周囲手術を常に意識して治療を行ってきました。そのような観点から、第33回の本会のテーマを、【目力!!目が持つ機能と整容を考える。】とさせていただきました。本テーマに沿って、これまで眼科医、形成外科医、義眼師の方々が中心でしたが、美容外科医やメーキャップアーチストなど更に多くの方にもご参加いただきたいと思います。そして、視力と魅力を、あらゆる角度、あらゆる切り口で議論したいと思っております。一般演題を中心に、魅力あるシンポジウムを現在検討中でございます。
昨年から起こったCOVID-19感染が沈静化していることを願ってはおりますが、未だ予断を許さない状況であり、開催形式は未だ決定には至っておりません。しかし、基本的には、現地開催、対面開催を行いたいと思っており、ポストコロナ時代の学会としてハイブリッド開催を念頭においております。また、現段階では、学会参加者が心ゆくまで語り合える懇親会も行いたいと考えおります。我々の大学があり、開催地となる天王寺は、キタ、ミナミに次ぐ大都市であり、学会が終わった後はdeep OSAKAを心ゆくまで堪能していただければ幸いです。是非、日程を調整の上、本学会でひとりでも多くの皆様とお目にかかれるのを楽しみにしております。